杜若

杜若

親友求めて三千里

修業旅行

物語★★★★☆
人物★★★☆☆
演出★★☆☆☆
音楽★★☆☆☆
親友★★★★☆



幼稚園時代の知り合い、千家智成とネットゲームを通して再会した主人公。
ネットゲームを通してのみの交流だったが、主人公が修業旅行で京都へ向かうことをきっかけに、2人は会う約束をする。
けれど、約束の日に千家は現れなかった。その後送られてきた不可解なメールを気にしながらも、修業旅行を続ける主人公だったが、1人になったところをボウガンで襲われる。
何故、智成は約束を破ったのか、何故主人公はボウガンで襲われたのか、その謎を解明しながら進んでくBLゲームです。攻略対象キャラは5人。
因みにこの修業旅行は、所謂リバゲーとなるため、攻略対象1人につき、主人公受けと主人公攻めの2つのルートが存在し、また4人のキャラについては、謎を解明せずに修業旅行を満喫する、修業旅行ルートも存在しています。
それぞれのルートを攻略して、所謂トゥルーに行き着くのかと思いきや、ルートごとに黒幕、真相は異なっており、トゥルールート的なものは存在しません。
真相がルートによって異なるのは、新鮮で良かったです。物語も面白かったです。ルート的な面白さで言えば、(エロシーンを除いて)春木先生ルートが、1番面白かったです。
ただ、共通ルートが長めなのか、選択肢がなくなってからは、先生ルートも含めて短く感じてしまいましたが……仕方ない、昔(?)のゲームだし?
昔といえば、システム面ですけど、オート機能はありませんでした。オート機能に慣れてしまうとマウスをぽちぽち押さなきゃならないのは、ちょっと不便ですね…
キャラとしては南部が猪突猛進な可愛い(?)系主人公で好き。可愛い攻めは良き。あと同じくらい智成が好き。ルートによっては状況が異なる彼ですが、どのルートの智成も私は好きでした。
某ルートは賛否分かれそうな気がしますが。
攻略キャラで言えば、やはり滝かなぁ。悪友、親友、幼馴染みに弱い。

ともあれ、そこまで長くもなく、真相が違うため飽きないので、人におすすめしやすくはあるのかなぁと思いました。リバは人を選びそうだけど。
以下からは、ネタバレありの感想。











ところで、智成ルートはなんでないんですかね。
主人公攻めルートを回収した結果、正ヒロインは千家智成であるという答えが、私の中で出たのですが。雑誌で見た時点では、親友好きとして、滝が気になってたんですけど…いや滝ルートも好きなルートなのですが、滝よりも智成が刺さってしまったんですよね…
それもこれも、滝ルートの智成が悪い。
南部とのかくれんぼの想い出を胸に抱きながら、病室という閉ざされた空間で過ごしてきたとい背景。家族以外話す相手がおらず、唯一話すのはネットを通じて南部とのみ。
瀬永、春木ルートの智成は綺麗な想い出として胸に抱えていたから、あんなに優しいままだったんですけど、滝ルートの智成はそれを歪ませてしまったんでしょうね…と思うと、しんどくて落ちないわけがない。主人公襲おうとするし(逆!て思った)、弟脅すし。最低〜〜なんだけど、滝に嫉妬してるのではないか、と思わせる台詞もあって、そこがすっっごく好きです。クソデカ感情の気配を察知。
でも、他のルートを見ると、本当はとてもいい子で、南部との再会も素直に喜べる子で……正ヒロインか?って思うぐらいには、南部にとって重要な位置にいる子です。
病人とのエロシーンは、雪成ルートの南部を見るとしないだろうけど(つっても他ルートの南部はやや強引に事を進めてるけど!)、退院して、完治した智成とのらぶらぶエロシーンがあっても……よかったじゃん……て思いました。あ、勿論、南部×智成です。

ルートがある子の話をします。
刺さったのは、南部×滝のエロシーン。滝が…南部ならしょうがないかと受け入れる感じが、刺さりました…。2人とも女の子と経験済みだし、どちらかと言えばノンケなんですが、それでも親友であるこいつなら……て感情の揺れ動きに弱いです。
親友だからこそ!描けるシーン!と思うので、最高でした………これからも南部×滝で居続けて欲しいですね。

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立花/りつか

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