杜若

杜若

親友求めて三千里

サルテ


タイトルにもなっている「サルテ」という名の女性が物語の主人公です。
出てくるキャラクターは5キャラのみ。あとはモブです。男キャラクターも2人ほどいますが、彼らとの直接的なシーンはありません。
ただ、サルテの物語においては、それぞれ重要な役割があります。

全体的な感想としては、何が本当で何が嘘かわからなかったのと、1人のキャラクターとしてサルテのことがすごくすごく好きだなぁと思ったことです。
物語はサルテが不思議な空間で目を覚ますところから始まっていきます。
クルーンと名乗る仮面の人物から伝えられたのは、サルテが現世で死を迎えたこと。
しかし、なぜ死んだのか、サルテは思い出せません。するとクルーンはサルテに自身が死ぬまでの過去をこの場で演じ、思い出すことができれば生き返ることができると伝えます。
サルテは生き返るため、不思議な舞台で過去を演じていきます。
ここから過去の話と現実の話が入り混じるようにして語られていきます。

基本的には抜きゲーなのでエロシーンが多め。
それからモブが相手なので凌辱シーンばっかですね。
ただサルテの毅然とした態度がとてもいい!堕ちてくところも好きですがサルテは一国の王女様なので毅然とした態度を崩さないように頑張るサルテの方が好きですね。えろい。
因みにサルテの他にマリーという女キャラがいて、この子にもエロシーンはあるのですが、個人的にこの子はあまり好みではなかったので割愛します。

初めはDLカード版のみで発売されたサルテですが、最近パッケージ版が発売されてます。
中盤まではエロシーン多めで判明する事実も少なく若干だれかけましたが、終盤にかけて、一気に明かされることが多くなって面白くなります。
パッケージ版で買って良かった!

以下よりネタバレを含んだ感想となります。ご注意ください。








冒頭で、何が嘘で何が本当かわからなかったと書いたのですが、サルテの物語は基本的にサルテの主観で物語が進んでいます。
なので人間関係が難しい!
本当は恋人とは言い難い関係だったジャンもまるで愛し合っている恋人のように描かれ、身体をうってたマリーのことを心の中では蔑んでいても、とても大事な親友のように描かれています。
このサルテの主観は、表面的な関係を見せないよう演じたのか、それともサルテ自身の願望なのか。
私にはどれかはわからなかったのですが、サルテが本当はこうありたかった姿…だったらいいなぁと思います。
というかこうして書くとサルテが悪い女のように見えてしまいますが、実際物語を読んだ感想としてはサルテ以外の人間がやばい奴ばっかりだった印象です。
サルテ自身は芯を持ってしっかりした女性、というのが私の感想。私がサルテのこと好きで贔屓目に見ているだけかもしれませんが。

そしてサルテ最大の秘密として、彼女にはサロメという関係者がいます。
このサロメこそがサルテの人生を変えるきっかけであり、同時に人生を狂わせた原因の人物となります。
個人的にはサロメのことはあんまり好きじゃないので、サロメのことを痛めつけるシーンをしっかり描いて欲しかった。ないわけではないのですが…少ないというのが正直なところ。
あ、でも数少ないサロメが痛めつけられるシーンはよかったです。サロメのサルテに対する仕打ちを見ていたせいでエロさよりもスカッとさが勝りましたが。
とはいえこのサロメがいるからサルテの芯の強さや強かさが引き立てられた気がしたので、サルテという主人公を魅力的に魅せるためには必要なキャラクターなのかな〜と。物語にもかなり大きく関わってきますしね…。

あと、サルテの他に好きなキャラクターはガルニエですかね。おじさまキャラですが。
このガルニエとサルテがヤったという匂わせシーンがあるのですが、個人的には匂わせだけじゃなくてちゃんとみたかったなぁ。
ガルニエは最終的にサルテを裏切るんですが、それまでは目的は違えど協力関係にあり、多少なりともサルテの味方をしてくれていた(こともあった)ので、個人的には好きなキャラクターなんですよね。
そんなガルニエだからこそサルテとのエロシーンか見たかったのですが。
裏切るとはいえ、協力者として認めていたのだからガルニエはサルテに対して多少なりとも情があればいいなぁと思います…結局ただの駒だった可能性の方が強いんですが。
頭のいい女と、頭の切れる親父キャラは好き。

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立花/りつか

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