クレしん映画を観てきました!!!
学園を舞台に様々な登場キャラクターを出しながらもしんちゃんと風間くんの関係に重きをおいていた本作。青春はミステリーと銘打たれていましたが、青春要素もミステリー要素もとても面白かったです。
特に今回の映画は、風間くんメイン!ということを聞いて、観に行ったんですが、しんちゃんと風間くんで始まり、しんちゃんと風間くんで終わる作品でした。元々しんちゃんと風間くんの関係は気にはなっていて、でも履修は大変そうだな…なんて思っていたんですが。
これを機に履修しようと思います。親友から主人公に対する良質な巨大感情を浴びて、とても満足です。
以下よりネタバレしていますので、ご注意ください。
・ミステリー要素とか
ミステリーについては、推測するのが苦手な人間なので、1回目は何も考えずに観に行き、2回目に伏線がどこにあるか、注意深く観てみたのですが…。
例えば、落ちていた鉛筆を拾うシーンとか、風間くんがおバカになった直後に時計塔前でチシオちゃんが言った台詞とか、よく観てみると細かく伏線が散りばめられていて、よく出来てるな…て思いました。ネットの感想を見てこれが伏線か〜て気付いたこともあったり。
情報の出し方も絶妙で、一人のキャラを怪しいキャラクターとして掘り下げる→犯人でない情報を提示するということを繰り返しつつ、犯人がわかるギリギリまでミスリードを仕掛けてくるので、良い意味で騙されました。
それから序盤からスミコ先生のことを疑ってかかったんですが、疑ったのが申し訳ないくらい、すごくいい先生でした。スミコ先生がしんちゃんたちを見て、微笑ましく笑っているシーンがいくつもあるんですけれど、スミコ先生は風間くんの手紙の内容を知った上で、風間くんやしんちゃんたちを微笑ましく見守っていたのかと思うと……。
最後の「無駄なことはない〜」というスミコ先生の台詞もよかったです。私にもプライベートレッスンして欲しい〜〜〜!!
・チシオちゃんと
天カスは、しんちゃんと風間くんがメインではありますが、チシオちゃんととあるキャラもしんちゃん、風間くんと対比する形で描かれているんですよね。しんちゃん、チシオちゃんがいなくなってしまう側で、風間くんたちが置いてかれる側…。(実際は風間くんがみんなから離れていくわけですが、風間くんからしんちゃんへの思いを考えたら風間くんが置いてかれる側に見えて仕方ないんですよね…)
チシオちゃんととあるキャラの2人が今後どうなるのかはわかりませんが、EDを見る限り、一緒に焼きそばパンを食べていたのでほっとしました。
仲良くやってくれ〜〜!!!
・ゲストキャラクター
ゲストヒロインである、チシオちゃんは勿論ですが、他のサブキャラもそれぞれ見せ場が用意されていて良かったです。本編ではかすかべ防衛隊が、各ゲストキャラクターに割り振られる形で関わり合っていくんですが、番長、ろろちゃん辺りは既存のキャラクターと絡めながらもゲストキャラクターの良い部分をうまく魅せていて、良かったです…!番長もろろちゃんも好き!
・チシオちゃんのコンプレックス
マラソン選手だったチシオちゃんは、とあることがきっかけで走れなくなってという過去があるんですが、そのコンプレックスを乗り越えて走るチシオちゃんは心に刺さりました。コンプレックスを乗り越えて、私最高!私大好き!って言って頑張るチシオちゃんがめちゃくちゃ好きです。
・しんちゃんと風間くん
ホビアニ親友によくある闇堕ち(風間くんのあれは闇堕ちというのかわからないけど)をさせつつ、主人公であるしんのすけが、登場人物たちの力を借りながら、最後は親友と一対一の対決(マラソン)をするという、私の大好きな親友要素が詰め込まれた映画でした、やばい。
良かったと思うポイントはたくさんありますが、スミコ先生にはしんちゃんと呼んで欲しいと言っておきながら、おバカになった風間くんにしんちゃんと呼ばれたら偽物だと怒るしんのすけが地味に好きです。
あとは掃除道具での剣戟(?)としんちゃん風間くんの2人だけのマラソンシーンでしょうか。
このどちらからも風間くんがエリートになりたい、でもみんなと一緒に居られないという苦悩が滲み出ていて好きです。前者は、悪堕ちしているので、みんなエリートにしてやる!って吹っ切れているんですが。
それでも風間くんがレベルの違う友達なんていらない、からの…だからしんのすけもエリートになるんだ!って台詞は痺れました。感情が重い。
久しぶりに親友から主人公への重い感情を浴びてとても楽しいです。
クレしんをあまり履修してなかったので、心がエリートですのくだりを見ずに映画を見てしまったのが心残りです。
リアルタイムで心がエリート回を見ていたら、もっと刺さったと思うんだ…。