杜若

杜若

親友求めて三千里

消えた世界と月と少女

待ちに待ったえたととですが、ついにクリアしました!
幼馴染兼親友の涼風涼介というキャラが気になって始めたゲームでしたが、物語自体は面白かったです。
不満も多数ありますが。
以下感想。ネタバレあります。








ストーリーは良かったです。最後まで遊んで表の主人公は誠司でしたけど、裏主人公というか真主人公は輝久夜かなぁと。
彼女により始まり、彼女の手によって終わる。輝久夜が幸せを迎えるための物語なのかなと思いました。
さて、この物語は導入→各ヒロインルート(輝久夜以外)→真相という形で物語が展開してきます。
各ヒロインルートでは少しずつ物語の謎が明かされていきます。それ自体は面白かったですが、いかんせん情報量は足りなすぎるかなと。
これがえたととの不満点の一つでして、詳細に語ってくれる情報と曖昧にしか語られない情報があるんですよね。自分で考えろってことなのか…それは語らないということなのか…。
例えば杏子。彼女は兄と血が繋がっていませんがそれは最後にあっさり語られる程度。杏子の掘り下げには欠かせないはずなのですが…。
思うに、えたととって圧倒的に尺不足なんですよね。各ヒロインルートがとにかく短い…。
十二単衣も活躍してくれるキャラとほぼ空気なキャラの落差が激しいですし、能力とかよくわかんないままなキャラもいます。そんなに必要だったか?
カルマや輝久夜のお兄ちゃん呼びについてもあんまりよくわからないまま終わってしまいましたし…キャラについてしっかり掘り下げて欲しい人にはもやっとするゲームだと思います。

…と、批判ばかりになってしまいましたが、この物語の核心となる謎はめちゃくちゃ面白かったです。やられた、と思う場面もありましたし、程よく鬱になりました。えぇ、良き鬱ゲーでした。最後はハッピーエンドですけどね。

あと父と子の掘り下げ。これは最終場面でしっかりやってくれて良かったと思います。欲をいえばもう少し帝さんを登場させてくれた方が…。
各ヒロインはみんな魅力的な女の子たちばかりでした。はじめはつばめかなぁと思いましたが瑠衣はじわじわ好きになってきましたね。可愛い。
彼女が村に来た目的は全然解決してないのは、かなり不満なのですが。


攻略は美衣奈→つばめ→杏子→瑠衣の順です。どちらかというとつばめ→美衣奈→杏子→瑠衣の順にやった方が良かったかなと思います。
杏子と瑠衣は割と核心つくところを言ってますからね…。

あと良かった点はBGM。曲が良い!本当にいい曲で物語を彩るのに相応しい曲でした。
ところどころ不完全燃焼がありましたが全体的には満足です。


さて、以下は親友好きとしての感想。
主人公の親友として涼介が本作に登場していますが、不完全燃焼な感想しかありませんので、涼介に興味がなかったら、ここでブラウザバックをお願いします。




















涼風涼介。
序盤にフラグ積み上げたなぁと思いましたが結局回収されませんでしたね…。ギャルゲにおける男キャラは掘り下げられにくいのはわかりますが、武留みたいに要所要所で活躍してくれるならまだしも…。涼介の場合、フラグ?らしきものを張るだけ張って、結局これはどういう意味だったんだ?というシーンが多すぎました。

・涼介の好きな人の話
・裏切り者の意味
・施設を見た時の沈黙の理由(わざわざ主人公に突っ込ませてる)

ここらへんは完全に不完全燃焼…。語らないのならフラグを張らなければ良かったのになぁと思わざる得ないですね…。
これが気になって気になって正直もやもやしながら最後を迎えてしまいました…。
結末は良かったんですけど…。
涼介のことだけじゃなく、あらゆる点で掘り下げ不足、尺不足なところが気になってしまって、純粋に物語を楽しめなかったかもしれないです…。気にしない方が良かったんですけど、やっぱり気にしちゃいます。
涼介のキャラ自体はめちゃくちゃ良かったですし、要所要所で主人公の背中を押してくれるところは、好きです。
良い親友キャラでした。









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立花/りつか

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